ティーチャーズ・イニシアティブ(TI)は、5人の発起人と100名以上の市民の支援によって、2015年に設立され、
先生方が学校種や教科を超えて学び合うための研修を開発・提供してきました。
個人向けにスタートした「21世紀ティーチャーズ・プログラム」は、堺市や福山市で教育委員会の公式研修としても採用され、他にも「私学次世代リーダープログラム」、GIGAスクール構想に対応した「ICT授業デザイン研修」など個人・自治体・私学向けと領域を広げ、修了者は500名を超えました。
TIの修了生は「TIアルムナイ(同窓生)」と呼ばれます。SNSも活用して、全国でゆるやかにつながりながら刺激しあい、時にはプロジェクトを共創する仲間となるなど新たな動きも生まれています。
TIの学びは「問い」と「先生同士の対話」から生まれます。知識授受にとどまらず、実践を通したアクションラーニングや受講生同士の相互作用から生まれる学びを大切にすることで、プログラムを起点とした学びのコミュニティが生まれ、受講後にも学びが深化、発展していく研修デザインを特徴としています。
「失敗したらどうしよう」
もしかしたら、新たな一歩を踏み出すことに、戸惑いを感じている先生もいるかもしれません。
でも失敗したっていいじゃないかと私は思います。
「正解のない世の中」がすでにはじまっていて
私たちは、失敗をしないで学ぶことはできないのです。
今できることをやってみる。そしてそこから学んでいく。
そんな先生たちのチャレンジやひたむきな姿を見てこそ、
生徒たちは学んでいくのだと思います。
正解のない曲がりくねった道を、生徒たちが先生と共に
大笑いしながら歩んでいくことを願っています。
宮地勘司
プロフィール
一般社団法人 ティーチャーズ・イニシアティブ 代表理事
株式会社教育と探求社代表取締役社長
17年間にわたり実社会と教室をつなぐ学びに取り組む。
アクティブ・ラーニング型の教育プログラム「クエストエデュケーション」を
全国の中学・高校に提供し、年間約200校、3万人以上の中高生が学んでいる。
2015年一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ設立メンバーの一人となり、代表理事に就任。
著書に「探求のススメ」「この先を生む人(共著)」
「探求のススメ−教室と世界をつなぐ学び」
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「この先を生む人−ティーチャーズ・イニシアティブの記録」
https://amzn.to/2OiuHDB
渉外部長:甫守美沙
【目指す世界】
自身の核(信念・ビジョン)と出会い、仲間とつながりながら、誰もがワクワクしながら探求し学び続けられる世界
学生時代、NPO法人ETIC.でのインターン、キャリア教育に関する学生団体の立ち上げを行う。 大学卒業後、2007年HR系ベンチャー企業へ入社。営業マネージャーを経て、2012年にIT×HR領域のベンチャー企業へ入社。事業開発(営業)、新規事業立ち上げなどを経験。途中、2度の産休育休を経て、2019年4月にティーチャーズ・イニシアティブへ参画。 「21世紀ティーチャーズ プログラム」4期生修了。公立中学校の教員をしている夫と子ども2人の4人家族。2019年4月より現職
研修デザイン:福島 創太
【目指す世界】
歪んだ自己責任と格差の再生産がない社会
新卒でリクルートに入社し、「リクナビNEXT」の企画開発等、企業の中途採用に関する様々な業務に携わる。退社後、東京大学大学院にて教育社会学を専攻し若者のキャリア形成とキャリア教育ついて研究。現在は株式会社教育と探求社にて、中高生向けのアクティブ・ラーニング型教育プログラムの企画開発を行うとともに、博士課程にて、探究型の学びや教育政策について研究中。
著書に「ゆとり世代はなぜ転職を繰り返すのか」
東 寛美
【目指す世界】
一人ひとりの思いや願いを大切にできる世界
学生時代、生涯学習を専攻。新卒で株式会社静岡銀行に入行し、営業職として個人向けの預かり資産業務を担当。2015年に株式会社教育と探求社へ入社し、クエストエデュケーションを通じて全国の小中高大学の先生方、生徒、企業の方と関わりながら、学びのサポートを行う。
理事:米倉 誠一郎
一橋大学名誉教授・法政大学大学院教授
一般社団法人Creative Response Social Innovation School学長
1953年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学歴史学博士号取得。 イノベーションを核とした企業の経営戦略、史的研究が専門。 『一橋ビジネスレビュー』編集委員長、アカデミーヒルズ「日本元気塾」塾長。著書に『イノベーターたちの日本史:近代日本の創造的対応』、『2枚目の名刺 未来を変える働き方』、『創発的破壊 未来をつくるイノベーション』、『脱カリスマ時代のリーダー論』、『経営革命の構造』など多数。
理事:鈴木 寛
東京大学教授/慶應義塾大学教授/文部大臣補佐官/元文部科学副大臣
1964年生まれ。東京大学法学部卒業後、1986年通産省入省。2001年参議院議員初当選(東京都)。 民主党政権では文部科学副大臣を2期務めるなど、 教育、医療、スポーツ・文化を中心に活動。党憲法調査会事務局長、参議院憲法審査会幹事などを歴任。2013年7月の参院選で落選。同年11月、民主党離党。2014年から国立・私立大の正規教員を兼任する。クロス・アポイントメント第1号として東京大学、慶應義塾大学の教授に就任。同年、日本サッカー協会理事。2015年2月から文部科学大臣補佐官を務める。
理事:児美川 孝一郎
法政大学キャリアデザイン学部教授
1963年生まれ。東京大学教育学部、 東京大学大学院教育学研究科博士課程を経て、 1996年より法政大学に勤務。2007年より現職。専門は、教育学(キャリア教育)。日本教育学会理事、日本キャリアデザイン学会副会長。主著に、『まず教育論から変えよう』(太郎次郎社エデュタス)、 『キャリア教育のウソ』(ちくまプリマー新書)、 『若者はなぜ「就職」できなくなったのか』(日本図書センター)等。
理事:前野 隆司
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授
1984年東京工業大学卒業、1986年同大学修士課程修了。キヤノン株式会社、カリフォルニア大学バークレー校訪問研究員、 ハーバード大学訪問教授等を経て 現在慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授。博士(工学)。 著書に『幸せのメカニズム』(講談社現代新書)、 『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房)など多数。 専門は、システムデザイン・マネジメント学、地域活性化、教育工学、幸福学など。
理事:土屋 恵子
アデコ株式会社 取締役 ピープルバリュー本部長
主にグローバルカンパニーで20年以上にわたり、ビジョンの実現に向けて個人と組織が個性と強みを生かして共に成長することを基盤に組織開発をリードする。人事部門の統括責任者として、チームと共に日本およびアジアのリーダーシップ開発、人財育成、制度策定・浸透などを展開する。2015年より現職。ケース・ウェスタン・リザーブ大学経営大学院組織開発修士課程修了。
代表理事:宮地 勘司
株式会社 教育と探求社代表取締役
1963年長崎県生まれ。1988年立教大学社会学部卒業。同年、日本経済新聞社入社。2002年、自らの起案により 日本経済新聞社内に教育開発室(現:教育事業本部)を創設し、 新聞資源を活用した教材開発に取り組む。2004年11月、教育と探求社を設立。代表取締役に就任。
木村 泰子
独立行政法人教職員支援機 評議員 / 元・大空小学校校長