9月25日に21世紀ティーチャーズプログラム1期生が「学びのデザイン」を学ぶ、
ラーニング・デザイン・セッションが行われました。
当日は、8月の山梨でのキャンプから1月半ぶりに、高い志と探求心に満ちた先生33名が集いました。
セッションのはじめに行ったチェックインでは、
自分自身の変化を感じているという声、
キャンプでの学びを現場で活かす難しさを体感しているという声、
また、1期生の仲間に再会できた喜びやこれからの学びへの高揚感が語られました。
午前中は、「学びとは何か」、「自分にとっての最高の学びが起きた時、それはどうして起きたのか」、
「理想とする学びの場における『教師』と『生徒』 の関わりはどういったものであったか」ということについて、
参加者自身の体験を振り返って考えました。
そして、「学びの場づくり」の基盤となる学習理論について、
これまでどのように変遷し、現在どのような学習理論が主流となっているのか、
それは何故なのか、その学習理論を現場で実践するためにはどうすればよいのかを学んでいきます。
非常に盛りだくさんの内容であり、
複雑な理論にも向き合っていく時間となりましたが、
一人ひとりが真剣な眼差しで、前向きに、力強く学ばれていました。
午後は、トランスフォーマティブ・シナリオ・プランニングという、
未来について考えるワークにチャレンジしました。
はじめに様々な領域の社会現象、未来予測に関する記事を読み込みます。
そして「起こるかは不確実だが、起こったら未来を大きく左右する現象」を2つとりあげ、
それぞれが起きた場合、起きなかった場合を想定し、
どのような未来となるか、シナリオを書き上げました。
円の暴落や移民の増加、大規模な災害やシンギュラリティ、戦争など、
幅広い領域から現象を取り上げ、
豊かな発想でありながらもリアリティのある未来のシナリオを、
それぞれのグループで描いていきました。
最後には、社会が今どういう状況なのか、
そして、未来がどうなっていくのかを踏まえ、
そんな未来を生きていく子どもたちにはどんな教育が必要なのか、
その教育を実践していくために、
自分自身に必要な態度、スキル、知識、能力を考えていきました。
現在、1期生たちは、キャンプ、セッションを受けて、
12月に開催する各理事とのラボに向けて、
グループごとに集まってラボを設計しています。