21世紀ティーチャーズプログラムの「プログラム開発」を担当しているお2人から受講を検討している方/受講を決めていただいた方に向けたメッセージです。私たちTIがどのような想いをもち、何を先生方へお届けしたいのか。プログラムを創っている2人の根幹にある想い・願いを1人でも多くの方に知っていただけたら幸いです。
◆ プログラム開発担当 福島 創太
「それでも教育を諦めない先生とともに。」
プログラム開発に携わる僕の真ん中にある思いです。 新型コロナウイルスが広がったとき、「コロナだから仕方ない」と、多くの仕事や事業、プロジェクトがストップした傍らで「この子がその学年でいられるのはこの一年しかないんだ」と、目の前の今日を絶対に諦めなかったのは先生方でした。
史上最も先行きの見えない時代と言われる中、学校にもたくさんの変化が求められています。「世界で一番忙しい教師」という認識が世の中に広がったもののその問題はなかなか解消されずにいます。 VUCAの時代、人生100年時代、誰も生きたことがない未知の世界。生成AIという、ワンクリックで人類の英知をまとめてくれる技術が誕生した世界。そんな世界に向けて、子どもたちを育て、送り出していくことは、この上なく難しく、心配や不安を抱えながらの日々かもしれません。
「それでも教育を諦めない先生とともに。」
教育とは、人が学ぶ機会と環境をつくり、届けていく営み、人は学ぶということ、人の可能性を、誰よりも信じるからこそ取り組める営みだと思っています。
「どうせどうにもならない」「どうせ技術がなんとかしてくれる」
そんな両方の思いが芽生えそうになるなか、「人が学ぶことの意味」自体が問い直されている世界で、
「それでも教育を諦めない先生とともに。」
何ができるのか。一緒に考えていきたいと思っています。
福島 創太(ふくしま そうた)
一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ プログラム開発担当/株式会社教育と探求社 開発部マネージャー/教育社会学者(東京大学大学院博士課程) 近著に『ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?――キャリア思考と自己責任の罠』(ちくま新書)
◆ プログラム開発担当 後藤 拓也
「人や組織が本質的に変わっていく」その鍵となるものは何でしょうか。
コーチングや組織開発コンサルティングといった仕事を通じて、多くのリーダーや組織に関わる中で感じることは、人が持つ“願い”と“痛み”の大切さです。
社会が大きく変わる中で、教育にも変化の波が押し寄せています。また、教育システムという複雑さの中で、様々な困難や正解がない状況に直面することもあると思います。そうした中で、借り物の言葉ではない、自分の中から湧き上がってくる「こうしたい」という想いとつながることが先生方にとって大きな力になると思うのです。
先生という素晴らしく、また同時に大変な道。その道を選択された想いある方々が全国から集い、自分が本当に信じられる大切なことを見出し、その実現を進めていくのが本プログラムです。
悩みも不安も希望も、一人ひとりが今抱えているものを是非そのままもってきてください。 自分自身と教育の未来を、いまここから共に創っていきましょう!
後藤 拓也(ごとう たくや)
一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ プログラム開発担当/トランジションサイクル株式会社 代表取締役社長/ファシリテーター・組織開発コンサルタント
大学卒業後、広告会社勤務を経て、英国シューマッハ・カレッジ大学院に留学。帰国後、「システム思考」や「学習する組織」の理論や方法論などをベースとした研修、ファシリテーションに携わる。2015 年より独立、2020 年にトランジションサイクル株式会社を創業、リーダー層に向けたエグゼクティブ・コーチングを提供すると共に、「パーパス策定」、「MVV(Mission/Vision/Value)策定」などを通じた組織開発コンサルティングに従事し、人や組織の成長・変容に携わる。ICC国際コーチング連盟認定コーチ・Hogan Assessments認定コーチ・米国The Adult Development Assessment(SOI)トレーニング修了
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