TIプログラム4期生 一杉 大介 先生(東京都杉並区立小学校 主任教諭)
ー 今、なにを目指してどんな取り組みをされていますか?
「大人も子どもも、ちがいを楽しみながら自分と出会える学校」を目指しています。 そのために、取り組んでいることが二つあります。
一つ目は、授業の中で子どもの多様性が表出される場をつくることです。そして授業の終盤に、友達の思いや考えに触れて、私は何を感じたか・何に気付いたかを丁寧に振り返る時間をつくっています。
二つ目は、教職員一人一人のこだわりを大切にした校内研究の推進です。どんな子供の姿を願うのか、なぜその姿を願うのかを共有したうえで、授業づくりに取り組んでいます。どの先生にも、大切にしている思いがあること。それは一人一人ちがっているが、どれも素敵であることを味わえるようにしています。
ー TIでの体験は今の活動にどのようにつながっていますか?
TIでは、他者との対話によって、今まで気付いていなかった自分自身の願いや価値観を発見できる時間がたくさんありました。対話の心地よさや自分自身の願いと出会うことの喜び・安心感をたくさん味わいました。それを学校という場で、子どもも大人も味わえたらいいなと思ったことが、今の取り組みにつながっています。
ー TIプログラム受講を検討している先生方へメッセージをお願いします
私は、授業づくりにおいても、校務の遂行においても、「努力はしてみたけれど、自分が望んでいたほどの成果が得られないな。これ以上、自分が成長することは難しいのかな」と思い悩んでいた頃にTIと出会いました。
「今までに飛び込んだことのない世界に飛び込んでみたら、何かが変わるかもしれない」
そんな思いでTIへの参加を決めました。「自分の今や将来に、漠然とした不安がある」「何かを変えたい、変えた方がいい気がする。でも、それが何か分からない」など、今の自分に「しっくりこない感覚」がある方に、参加をお勧めします!
TIプログラム6期生 海老原 千紘 先生(千葉県公立中学校 養護教諭)
TI6期合宿でのグループ発表 教育関係者と共にオランダの広い空の下で 日本を飛び出しオランダ学校視察ツアーへ(2023年3月)
ー 今、なにを目指してどんな取り組みをされていますか?
不登校の子どもが学びを受けられる社会、そしてすべての子どもたちがウェルビーイングに生きることができる社会を目指して学校内外で活動しています。
学校内では不登校の子どもたちの居場所の確保や親の会、ストレスチェックなどの未然防止に取り組んでいます。また、学校外でもNPO法人を立ち上げて不登校への支援を行っています。
ー TIでの体験は今の活動にどのようにつながっていますか?
応援してくれる仲間ができたことがTIで得たものです。アイディアはあっても、現場で声をあげることがとても怖かったですが、TIは、いつも心理的に安心・安全で、そして応援してくれる仲間たちがいました。それがとても励みになりました。
また、研修の内容も過去を振り返り、未来を考える内容になっており、自分を見つめ直し、そしてこれからを生きていく子どもたちの未来を考えるきっかけになりました。
ー TIプログラム受講を検討している先生方へメッセージをお願いします
迷ったら飛び込んでみてください!(笑) もしかしたら人生が変わるきっかけになるかも…!?
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